「看護師妻を持つ夫、結婚して21年目にして、妻の仕事に興味を持つ」

初めまして。このブログ「夫が調べる看護師のセカイ」の管理人のとんとこたんです。

ブログのタイトルを見て、「えっ、結婚して21年目にしてやっと気づいたの?」と呆れられてしまうかもしれません。でも、本当にその通りなんです。

このブログは、医療知識ゼロのダメ夫だった私が、過酷な現場で働き続ける妻の凄さに気づき、看護師という職業を本気でリサーチしていく記録です。

正直に告白します。20年以上、私は妻の仕事を「当たり前」だと思っていました

妻は現役の看護師です。 私と知り合ってから24年、結婚して20年以上、私は妻が夜勤に出かける姿を何度も何度も見送ってきました。

「今日は夜勤だから」と言われれば、 「わかった、気をつけてね(あ、今日の夜ご飯は子供とどっか食べに行くか)」 くらいにしか思っていませんでした。

夜勤明けで帰ってきた妻が、リビングで泥のように眠っている姿を見ても、 「夜間に働いてきたんだから、疲れるのは当然だよな」 「とりあえず、ゆっくり寝かせておいてあげよう(子供とどっかに行ってこよう)」 と思うだけで、その背景にある【本当の過酷さ】には、正直なところ全く目が向いていませんでした。

人の命を預かるプレッシャー。 昼夜逆転の生活がもたらす、想像以上の身体へのダメージ。 患者さんや患者さんのご家族からのクレーム、そして病棟内での複雑な人間関係のストレス。

そういったものを全て抱えながら、それでも家庭では子育てや家事に忙しい中でも、変わらず笑顔で優しく接してくれていた妻に、私は20年以上もの間、完全に甘えっぱなしだったんです。

「一番近くにいるはずの夫が、一番妻のことをわかっていなかった。」

お恥ずかしい話ですが、これが私の偽らざる本音です。

きっかけは、私の挫折と「ずっと変わらない妻」の姿でした

なぜ21年目の今になって、急に妻の仕事を理解しようと思ったのか。 それは、私自身の「挫折」がきっかけでした。

実は数年前、「人生は1度きり、何事も挑戦だ」という信条のもと、私は思い切って脱サラをし、個人事業主として開業しました。

しかし、現実はそれほど甘くなく、なかなか会社員時代の稼ぎを得ることができませんでした。自分なりに必死に努力はしたつもりですが、結局3年で事業に掛けられる資金が底をつき、軌道に乗る前に妻から懇願されて会社員に出戻りするという失敗を経験しました。

自分の働き方や、これからの人生について、深く、そして苦しく悩んだ時期でした。

そんな苦しい日々を一緒に共有していた妻の姿を見て、ふと思った事があったのです。 そういえば、転居に伴って病院を移ることはあっても、妻の職業はずっと「看護師」のままでした。

自分が仕事のことで完全に参ってしまっていたからこそ、ハッと気づいたんです。

「あれ? 夜勤もあって、人の命を預かるあんなにハードな仕事を、なんで妻は何十年も続けられているんだろう?」と。

これまでは「妻はそういう仕事をしているから」と、当たり前のように受け流していました。でも、自分が仕事でつまずき、失敗した今だからこそ、過酷な環境でもブレずに働き続ける妻の凄さが、痛いほど身に染みてわかったのです。

看護師という仕事の、一体何が彼女をそこまで惹きつけるのか? (もちろん、生活のためというのは大前提としてありますが…笑) どんな魅力があり、そして本当はどんな辛さを抱えながら働き続けているのか?

結婚21年目を迎えた今、自分が仕事でつまずいたことで初めて、私は妻の「看護師」という世界を本気で知りたいと強く思いました。

調べてみて驚愕した事実。「16時間連続勤務」の方がラクってどういうこと!?

妻の仕事を理解しようと決意し、まずは現在の働き方について少し話を聞いてみることにしました。

現在、妻の病棟は「2交代制」という働き方です。 話を聞くと、夜勤の日は夕方に出勤し、翌日の朝(ひどい時は昼前)まで帰ってこない。なんと1回の勤務で16時間以上も病院に拘束されているというのです。

これを知った時、私はシンプルにこう思いました。 「そんな長時間の連続勤務、絶対におかしい。以前の病棟でやっていた『3交代制(8時間ずつの勤務)』の方が、時間が短くて体はラクなんじゃないか?」と。

しかし、妻の口から出たのは、私の想像とは全く逆の言葉でした。

「いや、断然2交代の方がラク。3交代の時は本当に体がキツかった」

医療知識ゼロの私には、最初その意味が全く理解できませんでした。 しかし、調べてみて愕然としました。

3交代制の夜勤スケジュールは、例えば「深夜に仕事が終わって朝帰りし、ちょっと寝て、またその日の夕方から出勤する」といった、人間の睡眠サイクルを完全に無視した恐ろしいシフトが当たり前のように組まれていたのです。 妻曰く、「家に帰っても、ただ気絶するように寝て、起きたらまたすぐ仕事に行く感覚」だったと。

だからこそ、1回の拘束時間が16時間という異常な長さであっても、その後に「明け」と「休み」がしっかり確保される2交代制の方が、まだ人間らしい生活ができるのだそうです。

「16時間連続で人の命を預かる方が、まだマシな働き方」

この事実を知った時、私は自分がどれだけ妻の世界を知らなかったのかを思い知らされました。一般の常識が通用しないほどの過酷な環境で、文句も言わずに働き続けている妻や、全国の看護師さんたちへの尊敬の念で胸がいっぱいになりました。

21年目の自由研究。妻の世界を、これからとことん調べ尽くします!

これまで全くわかっていなかった妻の仕事、そして看護師という職業の過酷さと偉大さ。

だからこそ、私は決めました。 医療知識ゼロの夫として、これから「妻の世界」をとことんリサーチしていくことにします。題して、「結婚21年目の自由研究」です。

なぜ夜勤明けはあんなに疲れているのか? どんなストレスを抱え、何を必要としているのか? 夫として、家族として、少しでも妻の負担を減らす方法はないのか?

素人の夫目線だからこそ気づける疑問や、全国の頑張るナースの皆さんの心が少しでも軽くなるような発見を、このブログでどんどん発信していこうと思います。

まずは手始めに、次回は「そもそも妻が持っている『看護師免許』って、どうやって取るものなのか?」という根本的なところから徹底的に調べてみます。

これから始まる「21年目の自由研究」、どうぞよろしくお願いいたします!

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